K−19 :THE WIDOWMAKER

キャサリン・ビグロー監督。ハリソン・フォート主演。
ハリソン・フォード、年食ったなぁ」というのが第一印象。気難しいロシア人の役のせいか、ほとんど表情も動かず、眉間にしわがよっていたせいかもしれませんが。まぁ、実際にお年ということもありますけどね。確か63歳ぐらいか。
またもや副長役のリーアム・ニーソンと見分けがつかず、途中こんぐらがってましたけど、全体的には良かったと思います。つか、御月の中で潜水艦ものにはずれはあんまりないというか。独特の緊迫感というか密室感がいいのでしょうかねぇ…言っても、「レッド・オクトーバーを追え」「クリムゾン・タイド」「U−571」ぐらいしか観てないわけですが。
史実を基にして、ロシア政府の協力も得て撮影していたそうですが…確かに、なんつーか、「ロシアらしい」部分がよく描かれていたと思います。アメリカとの政治的対立によるメンツの問題とか。でっかいけれど金はない、とか。
何でもそうなんですけど、黎明期ってのは大概が試行錯誤なわけで…それに対して金をけちると、えらいことになるんだなぁ、と実感。やると決めたならばケチケチせずに、がつっと初期投資するのが、一番損にならない投資方法だと思いました。当然、投資するまでは慎重に慎重を重ねて検討しなければならないわけですが。原潜にしろ潜水艦にしろなんにしろ、ノウハウがある程度蓄積されるまでは事故も多かったわけで…それを考えると、この現代に至るまで、新技術の犠牲になった人も相当多いんでしょうね。
とりあえず結論としては、ハリソン・フォードのひげは似合わなさすぎだと思います。