カンフーハッスル

2004年制作。監督・主演チャウ・シンチー
論評などという偉そうなものではなく、単純に御月が観た映画の感想を忘れないように書き込むだけのところです。ようやくDVDを借りて、映画を観る余裕ができたということもあるんですけど。ただその一発目がカンフーハッスルというのが…微妙。
結構知っている人は多いと思いますが、監督・主演が「少林サッカー」の監督・主演をつとめたチャウ・シンチー少林サッカーとかぶる役者もそれなりにいて、主人公の子分とか服屋の親父とか、床屋…じゃないな、初っ端に髪の毛洗っている最中に水道を止められてしまう青年とか、見覚えがあったり。
それはさておき内容ですが…寒い駄洒落でなく、マジで内容なんて無いようなものです。いやホントなんだって! ストーリー? そんなものただのオマケです。目玉はタイトル通りカンフー。…それしかないというか。
時代説明もなくひたすらローテンションで話が続く中、一応マフィアが敵役として登場することだけはわかるんですが、正直寝てても困らないと思います。だらだら→カンフーの達人がバトル→だらだら→カンフーの達人が(以下略)という印象。もちろん随所に笑いの小ネタは仕込んでいますが、メインはあくまでカンフーの達人同士のバトル、それしかありません。
それも、空想科学読本なんか持ち出してはいけないんです。何その超音波、とか、どこに刀をしまっているんだ、とかつっこんではダメで、まさに「考えるな!感じるんだ!」というか。まぁ、気合を入れずに肩の力を抜いて酒でも飲みながらだらっと観る分には十分楽しめました。それでもところどころ「なんでやねん!」と突っ込みながら観てしまったのは、もはや関西人の抗えない性なのかもしれませんな。