漫才。

あんまり褒められない理由で、メリークリスマス小説の更新が遅れた御月ですこんばんは。
………すみません、外出しててご飯食べて帰って、M−1のビデオをじっくりみっちり見てました。やーもうなんていうか…ブラックマヨネーズ、一皮剥けたねありゃ! なんていうか…弾けてたですねぇ。ブラックマヨネーズの漫才って、あんまり見た記憶がないんですけど、あんなに面白かったですっけ? もうファイナルのやつなんか、ひーひー笑いながら観てました。夜中に。
他のコンビについては…そうですね。なんていうか、今年は正直、全体的に低調だな、と思いました。ブラックマヨネーズがひとつ飛びぬけてたんですけど、他はちょっといまいちというか。突破力がないっていうのかなぁ…。特にアジアンと南海キャンディーズについては、うまくまとまっているけど突き抜けるものがないというか。南海キャンディーズはもともと、妙なテンションのコンビですけれども、それにしても笑いどころが…う〜ん。あと、麒麟の芸風が変わったなぁ、とか。ただ、その変わり方って、微妙にチュートリアルの変化とかぶってたような。そのあたりでちょっと、お互い損したかもしれませんね。それから、品川庄司ってタレントじゃなくてちゃんと芸人だったんだなぁ、とか。品川庄司が漫才やってんの、確実に初めてみたもので。千鳥は、同じネタを前に見たことがあったから、面白いとかいう以前の問題だったというか…。あと、個人的には笑い飯の面白さが、上達と反比例で下がってるように感じたんですけど…どうなんでしょう。遺跡発掘のネタが面白すぎて記憶に残ってて、それと比べてしまうからかもしれませんが。
 
ちょっと話は変わりますが、御月はプロとアマチュアを分けるのは『地力』だと思っています。安定した土台の高さといいますか。応募総数3000組以上とはいいますが、その中ではアマチュアは多いわけで…彼らがなかなか準決勝・決勝までこれないのは、1回戦・2回戦・3回戦・準決勝、と続く戦いの全てに勝たないといけない…要するにいいネタを複数出さなければならない、という点が、高い壁としてあるのだと思います。準決勝の敗者復活のリストを見ると、やっぱりね、という人が多いんですよ。誰が出てもおかしくない、逆に言えばある程度キャリアを積んでて、名前を見たことがある人がほとんどなんですね。安田大サーカスとか5番6番とかビッキーズとかランディーズとか。毎回ここまでは来ているんだけどなぁ、という若手というか中堅というか。
そういう意味では、アジアン、南海キャンディーズタイムマシーン3号が来年決勝…少なくとも準決勝まで残れるのか、というのは大きな分岐点だと思っています。来年また出場してくると思いますが、雪辱に向けてどれだけ伸びてくるのか、今からちょっと楽しみです。